外壁の窯業系サイディングは現在最低14ミリ
昔は12ミリの厚みがあります
サイディングのつなぎ目にはハットジョイナーを先に取り付け
サイディングを施工していきます
ハットジョイナーの凸部分のサイズが各種あり
3ミリ、4ミリ凸が出ているものや9ミリ出ているものもあります
またシーリングの施工幅も8ミリや10ミリのもの
青く見える三面接着を防ぐためのテープが貼ってあるものや
樹脂製でできたジョイナーもあります
一般的には12ミリ厚のサイディングに3ミリ凸のハットジョイナーですと
シーリングは9ミリの厚みしが確保できますが
12ミリのサイディングに9ミリのジョイナーですと
3ミリしか厚みが確保できません
またサイディングの形状によってはさらに薄くなります
新築の時は綺麗だったシーリングが5、6年でひび割れ
剥離してしまう原因の一つです
では、なぜ凸部が9ミリもあるジョイナーを使うのか?
外壁施工業者さんがシーリングも受けて施工する場合
ジョイナーが出ていればシーリングの厚みが少なくなるため
シーリング施工費が安くなるからです
シーリング屋さんが9ミリを使ってと頼むこともあるかもしれませんね
下の写真が良い施工です
またジョイナーは3ミリ出ているのを使っていても
厚みがあるバックアップ材を張ってシーリングを浮かすことや
プラ板をわざわざ切って表面テープを貼り、挿入して
シーリング費を浮かしたりすることもあります
せっかく良いサイディングを使っても
このような手抜きをされると困ってしまいますね
私もシーリングを見ていて悲しくなります
新築時にハットジョイナーの確認と余計なものを貼らないか
確認するしかないのでしょうが
また塗り替えでシーリングの打ち替えでも
バックアップ材をそのままで薄く打ち替える人もいるかもしれません
10年後も美しく
と言う職人が多くなると願います