窯業系サイディングとは
セメント質原料、繊維質原料、混和材を原料として成型
養生硬化させ(オートクレープ)防火性能に優れた外壁材で
14ミリから26ミリまで、 いろんな種類の厚みがあり、
昔は12ミリ厚でしたが反りなどの不具合が多く
最近は最低14ミリ厚になっています
3,030ミリ、1,820ミリの長さがあり、
幅は450ミリ、910ミリ、1,000ミリが多く
縦張り、横張りなどの工法があり
塗装は工場でされアクリル系、シリコン系、フッ素系、無機系塗料
現場で塗装するための無塗装のサイディングも作られています
不燃または準不燃材料で、防火性があり
耐震性がありはく離・脱落が起きにくい
最近のほとんどの外壁は窯業系サイディングで
昔はアスベストが含まれていました
サイディングの外壁からの防水性は
サイディング本体と下地の透湿防水シートの両方で
雨漏りを防ぐことが基本で
サイディングは合じゃくり部に樹脂製防水材があり
つなぎ目は施工時にシーリング材などで防水する
サイディングのシーリングの劣化で塗装されていない木口
から水分を吸い込み反りや割れが起きることがある
窓まわりや配管まわりなどからの雨漏りも多いので
防水紙、防水テープの基本的な施工が重要になる
また現在は通気工法が主流で、サイディング外壁と
透湿防水シートとの間に空間をもうけて
室内で発生した湿気を壁の外に排出して結露を防ぎ
外壁のすき間等から浸入した雨がその空間を流れて下に落ちて
雨漏りを防ぎます
通気層により外気温の影響を受けにくくなります
昔のような密着工法は少なくなっていますが
全くないわけだはありませんので
住宅を買う場合は通気工法の家を買ってください
大壁工法の下地もサイディングが多く
目地がないのでモルタルのように見えますが
多くはサイディングの外壁です
塗り替えで弾性塗料を提案する塗装業者がいますが
シーリングの上の塗膜が割れるのを嫌うのでしょう
内部からの湿気や塗膜の温で変化により膨れますので
弾性塗料を勧めない塗装リフォーム店を選んでください