色の選択方法
塗装の色見本は何千、何万色になります。あまり多すぎると余計に決めることができません。
ですからある程度、色をしぼって見本から選んでください。
また日本塗装工業会の色見本帳は1.5センチ×5センチ程度の小さいものですので、
3色〜5色くらい選んでいただき、その色を大きくしたA4板見本を見ていただきます
日本塗装工業会の色見本帳
DICカラーガイド色見本帳というのもあるので
日塗工に気に入った色がなければDICの見本帳もありですが
塗料メーカーによっては受け付けていないメーカーもあります
A4版の在庫のない場合は塗料メーカーに発注します。1週間程度の納期です
また小さな色見本とA4の色見本を並べてみるとA4の方が同色でも薄く見えます
A4の見本より外壁の面積が増えますからA4以上に薄く感じます
気に入った色より少し濃いめを選ばれると良いでしょう。
また派手な色は面積が大きくなると余計に派手に見えますので注意が必要です
N-50などNから始まるのが無彩色でいわゆる白、グレー色です
左の「J19-60D」などが色番号で、最初のアルファバットは色には関係ありません
右側の「10YR6/2」がマンセル値で 10YR : 色相(色味)6: 明度(色の明るさ)
2: 彩度(色の鮮やかさ)になります
塗料の艶によっても見え方が変わり艶あり、半艶、5分艶、3分艶、艶消しがありますが
艶消し剤を入れた塗料は耐久性が落ちてしまいますので、最初から艶のない塗料か艶あり塗料をお勧めします
また、青や黄色、赤、紺の濃い色は顔料が弱いため退色しやすいです
一番失敗しないのは近所などで、いい色の家を見つけてその色を頼むとイメージに近くなります。
同じアルミサッシ色の家ですとより良いです。
「カラーシュミレーション」といってデジタルカメラで家を撮影して、
それに色をのせてだいたいのイメージができるようなものもあります
色を塗らないアルミサッシや陶器瓦などとの色の調和や1階と2階の色分けのときの
イメージがしやすくなります。
有限会社大野塗装 大野雅司