サイディング横貼りすると縦の目地はシーリングを補充して雨を入らなくします
横のつなぎ目はどうなっているかご存知でしょうか?
まずは、サイディングの上下がどうなっているか?上部分はゴムのパッキンのようなのが取り付けられています
矢印の上下重なり部分に上の外壁が貼られていきます、青い床が建物と考えてください
サイディング下面には溝が掘ってあり、相じゃくり状態ではめられていきます
白いゴムがあるので雨は入らないようになっています
次はシーリング部分ですが外壁サイディングを貼る前にハットジョイナーを取り付けておきます、長さは3,030mmが多いのでその幅で取り付け、建物の長さによりサイディングをカットする場合は計測してからジョイナーを入れておきます
横も外壁を貼るとシーリングの目地が出来上がります、青いテープが「ボンドブレーカー」と言われるシーリングの3面接着を防ぐテープです
最近のハットジョイナーは最初からボンドブレーカーが貼られていますので、現場で職人が貼ることはありません
塗り替えでシーリングの打ち替えをする場合に古いシーリングを剥がすと、シーリングと一緒にボンドブレーカーが剥がれる時もおおいので、その場合は新しく貼り直しを行うのが正しい方法です
また、シーリングが劣化してもハットジョイナーがあるので、雨が入ったとしてもジョイナーを伝って下に抜けるので、すぐに雨漏りする事も少ないですが構造が通気工法ではない直貼りですと少し心配です
横のつなぎ目に戻り、赤線のところが上下のつなぎ目になります、白っぽい色で外壁塗装を行うと、この溝の部分が黒く目立つことがありますが雨は入らないようになっています
たまに、この部分をシーリングで埋めて欲しいという要望があります
シーリングは厚みと幅がないと長持ちしませんので、早期に切れてしまい、毛細管現象で逆に雨が入る恐れが高くなるためおすすめしません