外壁塗装の費用は、建物の大きさや状態、使用する塗料の種類、施工範囲などによって大きく異なります。2025年の外壁塗装の費用相場を、坪数ごとに解説していきます。
坪数ごとの費用相場
| 坪数(延坪) | 塗装面積の目安 | 費用相場 |
|---|---|---|
| 10坪 | 42㎡ | 約30～45万円 |
| 20坪 | 80㎡ | 約45～73万円 |
| 30坪 | 120㎡ | 約68～110万円 |
| 40坪 | 165㎡ | 約88～138万円 |
| 50坪 | 205㎡ | 約105～170万円 |
| 60坪 | 248㎡ | 約129～210万円 |
| 70坪 | 279㎡ | 約146～238万円 |
| 100坪 | 398㎡ | 約205～320万円 |
費用相場に影響する要素
- 塗料の種類: 高機能な塗料ほど高価になります。アクリルシリコン、フッ素呪詛、無機ハイブリット、ウレア樹脂など。
- 下地処理の状況: ひび割れやコケ、カビ、サイディングの場合は目地のシーリングなど下地処理が必要な場合、費用がアップします。
- 施工範囲: 外壁だけでなく、屋根や雨樋、雨戸等金属部分、バルコニーの床防水もする場合、費用は高くなります。
- 足場の有無: 高層階や複雑な形状の建物では、足場設置費用も高くなります。
- 地域や業者の技術力: 地域や業者の技術力によって、費用は異なります。
費用を安くする方法
- 複数の業者から見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取って比較することで、適正な価格が分かりますが安すぎたり大幅な値引きをする業者は注意が必要です
- オフシーズンに依頼する: 3月～5月、9月〜12月の繁忙期ではない時期は費用が安くなることもあります。
- 色の指定をしない：何色でも良いのでお任せにすると値引きしてくれるリフォーム店もあります。
- 不要なオプションを省く: 雨樋を塗らないなどで費用を抑えることができます。
外壁塗装を依頼する際の注意点
- 業者の実績や評判を調べる: 実績が豊富で、評判の良い業者を選びましょう。口コミを読むのも大切です。
- 契約内容をしっかりと確認する: 契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点は質問してください。
- 保証期間を確認する: 塗料の保証期間や、施工不良に対する保証期間などを確認。
- 外壁塗装の費用内訳例
- 外壁塗装の費用は、大きく分けて以下の項目で構成されます。
- 足場代: 足場を設置する場合にかかる費用です。
- 高圧洗浄代: 外壁の汚れを落とすための高圧洗浄費用です。
- 下地処理費用: ひび割れ補修やシーリングなど、下地処理にかかる費用です。
- 塗装費用: 塗料代と施工費を合わせた費用ですが塗料代と手間代を分けて見積もる業者もいます、ただし塗料代は実際に仕入れる金額ではなく高い金額を出して大きな値引きをしているように見せかける業者もいます。
- 養生費：一般的には塗装費に含まれていることが多いです。
- 諸経費: その他交通費、ガソリン代などの費用です。
まとめ
外壁塗装の費用は、建物の状況や使用する塗料などによって大きく異なります。相場を参考にしながら、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。
もし、自宅の外壁塗装費用を知りたい場合は、以下の情報を教えていただけると、より具体的な見積もりができます。
- 建物の坪数、又は外壁の平米数
- 外壁の種類
- 現在の外壁の状態
- 希望する塗料の種類
- 施工範囲
- 外壁塗装の寿命: 外壁塗装の寿命は、使用する塗料の種類や環境条件によって異なりますが、一般的には7～15年と言われています。
一級塗装技能士 大野雅司