気泡コンクリート板(ALC)は
プレキャストコンクリート板の一種で
セメント、石灰、硅砂にアルミ粉末を入れて
成形し、オートクレープ(高温高圧蒸気)で
養生して作られる
旭化成のへーベルが有名ですね
軽量で耐火性が高いので火災保険が安くなります
ただし、表面強度が低く表面は細かい穴があるため
吸水性が高いため塗装が重要になる
またつなぎ目はシーリングでの雨漏り対策ななり
透湿防水シートを使わないので
シーリングの劣化により雨漏りが起きやすい
窯業系サイディングに昔、含まれていたアスベストは含んでいません
新築の時の塗装は
フィーラーの下塗りで目止めを行い
アクリルリシンや複層材塗料(吹付けタイル)
砂岩調、石目調での施工が多かった
ALCの塗り替えは
シーリングの確認とひび割れの確認が重要で
適切な下地処理の後に
微弾性フィーラーなどの下塗り
中塗り、上塗りが基本です
また、ひび割れを防ぎたいので弾性塗料を塗りたがるのですが
内部からの湿気や塗膜の温度上昇により膨れが起きやすいため
弾性塗料は採用せず透湿性の高い塗料がオススメです