FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略で、
ガラス繊維などの強化材で補強されたプラスチックで
FRP防水は、軽量で硬く、耐熱性、耐候性などに優れています。
FRP防水に使用される材料には、ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂、
補強材としてのガラスマット、保護塗料のトップコートなどを使います
FRP防水は、不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を混ぜ合わせ、
ガラス繊維などの補強材に塗布し、ガラス繊維の空気を抜くため脱泡を行います。
ガラスマットはつなぎ目を重ねているため
継ぎ目のない一体化した防水層が出来上がり優れた防水性能になります。
そして塗膜の硬化時間が速いため、短期での防水が可能です
FRP防水の仕様はガラスマット2プライ仕様が基本で
ガラスマットを2層にして脱泡を繰り返すのが良いです
出隅部分や入隅などの直角部分は綺麗に脱泡できないので
シーリングや電動工具での加工が必要になります
この現場はもともとがFRP防水されていましたが
防水層の浮きが多くあったため、下地を作り直し
コンパネを新しく敷き直しました
もちろん図面での確認で防火の確認は行っています
プライマーを塗って
ガラスマットをしいてとポリエステル樹脂をロラーで塗布
脱泡作業、あまり時間をかけると固まってしまいます
もちろんツープライ
乾燥後に研磨して突起物などが無いようにしてから
FRP専用のトップコートで完成です
FRP防水が最強の防水という人もいますが
あまり大きな面積ですと下地の動きについていかれないので
住宅のバルコニーやベランダくらいがいいですね