結露の基本原理
結露は一言でいうと
「暖かく湿った空気が、冷たいものに触れて冷やされると水になる現象」です
結露がおこるポイントはこの3つ
- 温度差(暖かい空気 × 冷たい表面)
- 湿度(空気中の水分量)
- 露点温度(これ以下になると水になる温度)
👉 表面温度が露点を下回ると、必ず結露します。
① 窓・サッシの結露

なぜ起きる?
- 冬など外が寒い とガラス・サッシ枠が冷える
- 室内の暖かく湿った空気が触れると
- ガラス表面が露点以下になり水滴が発生
特に結露しやすい条件
- アルミサッシ(熱を通しやすい)
- 単板ガラス(ペアガラスではない)
- 加湿しすぎ(湿度60%以上)
放置すると…
- カビ
- 窓枠の腐食
- クロスの剥がれ
- 窓下部分の腐食
② 外壁内部の結露

なぜ起きる?
- 室内の湿気が壁の中へ侵入
- 冬は外壁側が冷える
- 壁の中で露点に達して水分発生
👉 見えない結露=壁体内結露
起きやすい原因
- 断熱材の不足、隙間がある、適正な断熱材ではない
- 防湿シートの欠損・隙間
- 外壁のひび割れ(雨水や湿気の侵入)
- サイディングの直貼り工法
放置すると…
- 断熱材が濡れて性能低下
- 柱や土台が腐る
- シロアリの被害
- 家の寿命が低下
③ 屋根・天井裏・トップライトの結露
なぜ起きる?
- 暖かい空気は上にたまりやすい
- 天井裏や屋根面が冷たい
- 湿気が溜まりやすい
特に👇
- 屋根断熱が弱い
- 換気口不足
- トップライト(熱橋になりやすい)
危険サイン
- 天井のシミ
- 屋根裏の木材が黒い
- 断熱材が湿っている
④ 外壁表面の結露(朝だけ濡れるやつ)
なぜ起きる?
- 夜間に外壁が放射冷却で冷える
- 朝、湿った空気に触れると
- 表面にうっすら水膜が
これは問題?
基本的に 問題はないが
- 塗膜が劣化している
- 防水性が落ちているとカビや藻が発生しやすくなるので注意が必要
結露を防ぐための基本対策
室内側
- 湿度40〜50%を維持
- 24時間換気を止めない
- 加湿器の使いすぎに注意
建物側
- 断熱性能アップ(窓・壁・屋根)
- 気密施工の徹底
- 外壁・屋根の防水メンテナンス
特に外壁・屋根は…
- ひび割れ補修
- 防水塗装
- シーリングの確認
結露対策=断熱+防水+換気の三位一体である
まとめ
- 結露は「温度差 × 湿気」で起きるため
- 見える結露より見えない結露があぶない
- 外壁・屋根の劣化は結露を悪化させるので
- 放置すると家の劣化が進む
- また屋根裏と内壁の断熱材リホームもおすすめです